好きな物事を作品に投影するのって、なかなか難しい。食器としての制約のせいなのか、好きな物事だからこそこだわりが強すぎるのか、考えはじめたらそちらの世界で頭がいっぱいになってしまって制作なんかやってられないなんてこともあるかもしれない。
自転車レースの世界を表現した作品はカップだけじゃなくていくつかあるのだけど、昨年くらいからカップは形と図案がほぼ決まったかなと思っている。初めて作ったのは6年前だったはず。形と色を変えながら作ってきたから雰囲気もそれぞれ。もし上の写真と構図と形が違っているものをお持ちでしたら、それは作者の悩みが詰まった逸品です。